アプローチ上達編 6

 ゴルフ場が変わり環境が変わった事で、アプローチの打ち方も考え方も変わりました。この事で今まで苦手意識があったアプローチも良い感じに変わりました。

 何があっても転がしていたのと、転がさないといけないと思っていたのと、アプローチが上手いや、成績のいいプロはみんな転がしていると言われ続けていましたが、それはその人であって私には関係のない事でした。
 今は上げても転がしてもいい状況なら上げます。

 この考え方になるまでに10年ぐらいかかったと思います。ゴルフを始めレッスンをする頃までこんな考え方だったと思います。

 しかし自分の感覚が人には理解されないのだとも感じる様になりました。

 この頃は全体的にスコアも安定して試合でもそこそこの結果が出る様になって来てました。
 試合の練習ラウンドをすると、同じとこから打つと皆キャリー5Yで15Yランさせるとこを、私は15キャリーのラン5Yで打つので、皆には危ないとか、緊張した時にそれ出来るのとか言われました。さらに転がせばチップインの可能性があるがキャリーを出すと確率が下がるとか、オーバーしてもラインが分かるとか、意味不明な事を言うプロもいました。キャリーでラン0Yで打つ訳ではないのでランが少ないだけの話なのに。あと転がしが緊張に強いとは思い込みです。得意が緊張に強いのはわかりますが、苦手な事で緊張に強いはずありません。

 逆に練ランで私が指定した場所からアプローチ練習すると、皆寄せれません。理由は上げれないからです。キレイに上げれないから皆ロブショットの様な感じしか出来ないのです。
 するとここに外したら寄せれないから、ここに外れない様にセカンドを打つべきだと考えになります。以前も書きましたが、そこに外れない様に打つには届かないクラブで打つ事になります。ここに届かないと言う事はグリーンに届かないクラブで打つ事になります。そんなマネジメントあり得ないです。パー4のセカンドであえてグリーンに届かないクラブで打つとか、反対に外す様な感じで攻めるなんて事やっていたらスコアが悪くなってしまいます。
 グリーンを外してもどこからでも寄せる事が出来るのであれば思いっきて突っ込めます。もちろん寄せれない場所は存在しますから、そこに外れればしょうがないです。確実にボギーで上がれる様に努めます。

 ある試合の練ランで良かった事が、トーナメントで優勝経験がある選手と、シード経験のある選手とラウンドした時アプローチの相談をしました。転がす事が苦手でとりあえずキャリーを出して寄せているのですが、問題無いですよね。みたいな事を聞きました。そしたら二人とも今時転がし、ランニングは使わないと言って、打ち方もボールを右にしないで、左寄りで打つ事の方が多いと言ってくれたので、なんか安心しました。ある意味自分に都合の良い解釈ですが、それでも良かったです。

 それからいろいろ試したり練習を重ねると、使いやすいクラブが分かって来て、今でもその当時のクラブのまま使用してます。
 使用するクラブは基本的には52度と56度を使用しますが、バンスが4度と少なく、ソール幅も広めです。ライ角もフラットで61度にしています。ヘッドバランスも少し重めにしています。
 バンスが多いと滑らないのと、フラットにしておかないとフェースが開き難いので。アップライトだと50Yや60Yぐらいが打ちにくいですし。
フルスイングする事は基本的にはありません。フルスイングすると飛び過ぎたり、飛ばなかったりとわかりにくいので。

 いろんな経験や情報を得る事で、周りの意見に影響を受けなくなりました。自分のやり易いアプローチ方法で試合に出るようになって成績も安定して来ました。もちろん全くミスがなくなった訳ではありませんが、確率的には減って来ました。ミスしても何と無くですが、理由と反省点が分かり練習課題も分かるようになって来ました。

 しかしこの頃には30歳ぐらいになっていてレッスンを始めていましたので、試合も年に数回出る程度でした。
 ただ経験からアプローチが苦手な方や、打ち方を知らない方にはいろいろな角度から、レッスンできたので自分の経験がいかせて良かったです。

次回に続く。


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