アプローチ上達編 5

 試合に出て良い結果を出したくてもアプローチが悪いとなかなか結果が出せません。ショットの調子が良くパーオン率が高い時は良い結果も出ましたが、ショットが悪いとスコアはひどいものでした。二日間競技や三日間、四日間になるとなんともなりませんでした。
 この結果についても、アプローチではなくショットのせいにしてショットの練習に時間をとってました。
なのでアプローチが良くなる事もありませんでしたし、考え方が変わる事もありませんでした。

 そこから転機か突然来ました。
 ゴルフ場を変わった時です。

 何が変わったかというと、移ったゴルフ場のグリーンが小さくて2グリーンだったのです。移ったゴルフ場はグリーンが小さく20Yぐらいでした。そしてそのグリーン周りがバンカーと軽く砲台になってました。前のゴルフ場は1グリーンで大きくグリーン幅が30Yから40yぐらいありました。
 ここで変わったのがボールを転がすと寄せれないという事です。グリーンを外せばまず上げないと寄りません。外したライによってはボールをカップ付近で止めれないのです。
ここで今までやって来た打ち方だと全てオーバーになります。奥からだとグリーンを出してしまう事もありました。ワンクッションやツークッションで止める事も可能でしたが、打ち出し角や、打ち出しスピードが合わせれないと、止まってしまうか、そのままオーバーしてしまいます。低めの弾道で転がす打ち方が全く使えませんでした。キャリーを出して止めるしかありません。高さで止めるか、スピンで止めるかです。
スピンの事は分からなかったので、とにかく上げる事で寄せていくしかありませんでした。

 今までのアプローチ感覚だと、20Yだとしたら、キャリー5Yぐらいでラン15Y。30yでしたらキャリー10Yラン20Yで全てSWで打つ感じです。なので思ったより強く低く出さないと届かない感じです。
それをキャリー15Yのラン5Y、キャリー25Yのラン5Yにする感じです。なので弾道が低いと止まりません。

 とりあえずボールを上げなくてはいけませんから、ロフト角が立たないように構えたり、フェースを開いて構えたりボールの位置を左足寄りにしたりといろいろ試しました。ゴルフクラブも60度ウェッジを購入して上げる練習をしました。
 ずっとアプローチ練習に気が向かなっかたのに、また新たな発見でもしたかのようにアプローチ練習も楽しくなって来ました。直ぐに感覚がつかめた訳ではありませんでしたが、転がす感覚に比べればはるかに感覚が良く狙ったとこに落とせるや、距離感の感覚も良かったのです。
 いろいろなクラブを使って上げる練習もしました。9アイアン、PW、AW、SW、LWなどいろいろ試しているうちに簡単に上げる事も出来ましたし、どのクラブでもなんとなくの距離感が分かって来ました。
 上げる練習をするようになって何故か転がし方も分かるよになりました。転がし方が間違っていた訳ではないと思いますが、上げる打ち方感覚で転がすと思ったよりも簡単でした。


 ゴルフ場の先輩は上げるのが苦手で苦戦していましたが、私はどちらかといえば得意に感じて上げれればどこからでも寄せれるような気がしてました。先輩とラウンドしていても前のゴルフ場にいた時は、アプローチが下手と言われてましたが、場所が変われば上手いと言われるようになりました。私がアプローチの打ち方、上げ方を先輩に聞かれて教えるような感じで不思議な感覚と、今まで何を考えていたのか、何に囚われていたのかが分かった気がしました。

 では何を変えて上げれる感覚を作ったかというと、アドレス時にボールの位置を右足寄りから感覚的に左足寄り。(見た目は真ん中に見えるらしいです)フェースをスクエアからオープンフェース、ハンドファースト感覚はありでも見た目はシャフトストレート。上からクラブヘッドを入れず、払う感じ、滑らす感じでヒット。ヘッド軌道はそのライによって変える。
スイング中に手首感覚や肘感覚を出して変に固定しない。体の回転も縦回転から、横回転に変える(クラブヘッドが上から入らないように)
ボールを潰すや、突付くみたいな感覚は絶対にしない。インパクトを強めない。
分かりにくいですが直接ボールをヒットしない事です。キレイにヒットすると寄らない感じです。少しダフらせないと逆に距離感が出ません。

 そしてこの感覚で練習していくうちに、ランニングアプローチもこの打ち方で対処出来るよになって来ました。転がさないと寄らないようなピンポジ(二段グリーンの直ぐ上にカップがある様な位置)でも感覚が出せる様になって来ました。
 さらに得た感覚の中にソール、バンスを地面に当てるや、滑らす感覚がわかりました。これがとても大きかったです。
 ライによってPWでバンスを当てたり滑らせたり、LWで当てたり滑らせたり。当てると、滑らせる感覚は違います。

 この感覚ができる様になってからはアプローチが嫌じゃなくなったのと、感覚的練習だけしていれば維持できたので、時間をアプローチに使わなくなりました。
 もともとアプローチ練習が好きでないので、以前と変わりませんが、それでも考え方と感覚はかわりました。

 アプローチ感覚が良くなって来たらショットにも良い影響が出て来ました。
 それはグリーンを外しても何とかなると考えに変わったと思います。

 次回に続く。

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