ゴルフ上達編 最終話

 私がゴルフを始めてから今に至るまでの事を書いて来ました。レッスンをする様になってからの事はレッスン編を読んでください。

上達する近道はありませんが、変な道に進んで行く事だけは避けていけたらと思い書いて来ました。練習の中に無駄な事は一つもありません。無駄に思えても後で役に立ったり、やってダメだと言う事がわかります。その道に進もうとしなくなりますから重要な事です。

書いて来た中でこれが上達につながったとハッキリと言える事が実はまだ見つかっていません。ここまで読んでもらえた方には申し訳ないですが、今後見つかる様に努力していきます。

ただ一つだけ言える事は、自己流で上達しようと考えない事です。必ずコーチやレッスンを受けてもらう必要があります。
 私はゴルフを始めた時から常に誰かに見てもらったり、近くにプロがいました。いつでも相談できる環境でした。自己流の様な考え方でしたが、それでも聞ける事で、良い方向の自己流になったと思います。ゴルフはレッスンを受けたとしても、細かい部分や感覚は自己流です。この自己流が一流になっていき、シングルプレーヤーやプロになっていきます。
 全て言われた通りにしても良い結果にもなりません。コーチとの感覚は完全には共有出来ないのです。

そして上達する為に練習量や質が問われますが、ボールを打つ量だけが練習ではありません。質を高めると言っても質がわかる事はありません。ゴルフの質、練習の質が良いとはどういう事かがわかるのは、プロレベルになって後から気づき、理解できます。
 90や80を切る段階で質などわかるはずもありません。質など求めても仕方ありませんから、とにかく出来る事と言えば素振りとトレーニングです。
 ボールを打つ事は必要ですが、闇雲に打っても仕方ありません。お金がかかるだけです。
素振りが間違っていたら意味がないと考える方は上達しないです。素振りが間違っている事はもちろんあります。しかしスイングが間違っている事の方が圧倒的に高いです。素振りも、球打ちも間違っていると考えるなら、レッスンを受けますが、レッスンを受けても間違っていたらと考えだしたら、ゴルフは出来なくなります。
間違えても効果があるのが、素振りになります。素振りは大きく間違いにくいとは思います。素振りはトレーニングにもなりますから上達したいのであるなら素振りしかありません。

コースの経験も必要ですが、週に一回行ってもスイングと考え方が悪ければ、反省点が見つからないので無駄になります。変な経験値が増えるだけです。

結局、私が70台でラウンドできる様になったのは、レッスンと圧倒的な練習量です。決して何かを理解したのではなく、量です。質も良くありません。ただ本当に量が多かったと思います。

そして理解が深まり、上達する為に必要な事が分かり始めたのが、レッスンをする様になってからです。

レッスンをする様になって自分のスイングや考え方が良くない事に気付かされました。インプットして来た事がアウトプットする時に不可能であったり、変な形になっていってしまうのです。形をインプットしても感覚的にアウトプット出来ないのに、出来てるつもりになっていた事が多々ありました。

感覚的にアウトプット出来る形を知っていないと不可能にチャレンジして、ゴールにたどり着けない事になります。間違ったゴールに走って行ってしまいます。

この間違ったゴールに向かわない為にもレッスンに通うべきなのです。

ただコーチとの相性や運が必要です。自分の近くに自分に合うコーチとの出会いの運が必要です。しかし良いコーチか悪いコーチかの判断はつきません。人としての相性は分かりますが、ゴルフに関しては分かりません。良いコーチの判断がつくなら既に上手いか、貴方の持論が強すぎるかです。
 自分のゴルフ理論や考え方が合うコーチはやめるべきです。考え方が合うという事は今までと変わらない事になります。変わらないのでこのまま続けても変わりません。練習量が増えるのだけです。
 コーチのスイングレベルが高くても、強制するコーチも微妙です。
 流行りのスイングを教えてくれるコーチも微妙です。新しい事なので悪くは無いのですが、それが出来たらどうなるのか、スコアが良くなるのか、飛距離が伸びるのかが明確に説明出来るなら良いのですが。
 基本からじっくり出来るコーチが良いと思います。そしてどんな質問にも丁寧に答えてくれたり、相談に乗ってくれたりと、どんな事でも話しやすいコーチが良いと思います。
 結局時間がかかる様で近道だと思います。

そして間違っても自分より上手いと思われるアマチュアに教わってはいけません。教わった方より上達する事は絶対にありません。

70台でラウンドできる方に教えてもらってもいけません。質問ぐらいならまだ良いですが。
 強制してくるアマチュアの事は出来る事なら完全に無視してください。あなたとその方は別人です。
 その方は出来ても、あなたは出来ません。かなりの確率で上達の妨げになります。

あとは自分で考える事です。

私は上達を感じれるまでに、ものすごく時間がかかりました。毎日ゴルフをして15年ぐらいはかかったと思います。ゴルフを初めて2年半でハンディキャップが1になりましたが、スコアが良いから上達したとは感じにくいのです。崩れなくなって初めて上達したと感じれます。
 当時は良い日、悪い日が交互に訪れました。理由は細かい努力をしなかったからです。スイングドリルやトレーニングをせずひたすらボールを打ちラウンドする。良い環境を求め行動はしましたが、どこに行ってもやる事は同じでした。
 毎日毎日いいフィーリングを求め、完璧なスイングを考えていました。いいフィーリングがあればそれをやり、ダメになれば次を探し、またダメなら次へと感覚を探していました。こんな事で安定するわけありません。
しかしゴルフはこんな感じでしか上達しないのも事実です。

上達に近道はありませんが、もしあるなら、

 基本をメインとしたレッスンに通い、素振りと、トレーニングだと言いたいです。

ぜひ満足できるプレーヤーになってください。

今まで読んでくれてありがとうございます。

                             zamma golf academy 座馬 直隆

関連記事

  1. 9月30日 ラウンドレッスン

  2. 日本のゴルフと海外

  3. 4月10日 最終日

  4. 12月13日 USLPGAツアー

  5. 6月26日 ベテラン選手

  6. 7月26日 プレーオフ

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。