ゴルフ上達編 20

 ゴルフを始め10年が経ってました。いろいろ経験を積んで、考えることも変わって来ました。
 ゴルフの内容は良くなって来ていましたが、30歳前ぐらいになるとこのまま研修生が良いとは思えなくなって来ます。
 まわりの研修生仲間達も、プロテストに合格していく人や辞めていく人。早い段階でプロテスト合格しても研修生の時の生活と何も変わらない人、むしろ悪くなってしまう人もいました。

 プロテストに合格したからといっても何も変わらない事も分かっていました。ただ、もしかしたら合格する事で何かが変わるのかもしれないと期待したい自分もいました。

 本当に迷ってました。

 同じ年頃の仲間達は研修生を辞めゴルフ場に就職したり、ゴルフ練習場に就職しました。完全にゴルフから離れ全く違う職種に就く人もいました。

 ただゴルフを続けたい気持ち、試合に出たい気持ちはありました。

 研修生ではなく、仕事をしながら試合に出る方法はないかと探しました。ゴルフ場にも相談しましたが、もちろんそんな都合の良い事はありません。仕事と試合は両立できない。
 試合に出るからと仕事を休まれては困る。仕事のシフトを座馬の試合を優先的に組めるはずないだろ。ゴルフ場勤務は30人ぐらいいるのだから。確かにあたり前です。

 今までの様にキャディーをしながら、試合に行くしかありません。それを望んでゴルフ場を移ったのですから。

 思考停止状態です。試合に出る為にはお金が必要、通常の研修生ではお金が無いから試合に出れない。お金と時間を得る為にキャディのみのゴルフ場に移ったのに、研修生を辞めて一般的な仕事をしながら試合に出る。キャディと一般の仕事の違いは何もないのに何故かキャディではダメな気がしていました。試合に行くとキャディの仕事を休む事になります。休むと給料が減ります。給料が減ると試合に出れなくなります。このサイクルから抜け出さないと。本当はキャディをしながら試合に出る方が、都合が良いのに。
 考えが何もまとまりませんでした。

 試合、練習、お金、全てをうまく回せる事は出来ませんでした。
 他のゴルフ場の研修生も変わらなのでどこにいっても同じです。

 ゴルフ場の先輩も悩んでいました。このままでは良くない気がする。
 先輩は私以上にプロテストと試合に強い思いがありました。絶対にプロテストに合格したいと。
 その頃私はプロテストはどちらでもよくて、地方の小さな試合でいいから出ていたいなと思うぐらいでした。
 プロテストや試合の気持ちがなくなった訳ではありませんが、いろいろな面で難しいとは思い始めていたと思います。

 その年も秋になりシーズンが終わる頃、先輩がレッスンをする事にしたと言いました。

 ビックリでした。

 あまりレッスンする感じでもありませんでしたし、テストや試合を考えていると思っていたので、レッスンをするとうことは研修生を辞めて練習場なり、レッスン会社に勤める事になります。

 次回に続く。

 

 

 

 

 

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