ゴルフ上達編 11

 そして紹介してもらえたゴルフ場で研修生になる事が出来ました。

 研修生の1日はこんな感じでした。

 朝コース管理に出勤する日と、マスター室に出勤する日がありました。
コース管理に行く日は、グリーン刈りやコースの清掃などを午前中手伝います。午後マスター室に戻り、マスター室周りの仕事をこなし15時に終了です。
マスター室に出勤する日はマスター室周りと、キャディーに出なくてはいけない日はキャディーに行きます。同じ様に15時に終了です。
 特に忙しくない日などは、午後からコースには出れませんでしたが、練習場なら使っても良かったので練習場にいました。

終了後にコースに出れる日は出たり、練習場でボールを打ったり、アプローチグリーンでアプローチしたり、パターグリーンに行ったりとなんでも練習できました。

 プロが2人いて研修生が5人、皆私より成績が良かったです。
 全員研修生登録されるのではなく、年間で18Hラウンドした時のスコアを提出して、平均が80未満にならないと登録してもらえませんでした。

 給料は安かったですが、練習できました。寮があったので寮に入り夜はバイトなどしておこずかい程度に稼いでました。

 こんな生活が研修生の1日です。

 研修生になり、コースにも出れる様になってくると少しずつですが、スコアも出る様になってきました。
理由は芝生に慣れてきたからです。要するにマットと芝生に大きな違いがあり、芝から打たないとスイングフィーリングが維持できないという事です。この時はまだ理解してませんでしたが、重要な事です。

 このゴルフ場でも練習場はマットでした。マットで練習して、コースで球を打つ。この繰り返しになりますが、それでも芝生で打てますから良かったのです。ただ練習場では良いのになぁと思ったものです。

 この研修生生活で何が上達につながった感覚があるかというと、素振りです。
マスター室勤務の時に、カート庫にいてカートを送るのが朝の仕事でした。そのカート庫で素振りをするのが日課でした。
 ゴルフクラブにゴルフバット、竹ぼうきがあり、誰が1番早く振れるかを競ってました。1人の時でも鏡の前で素振りをしてました。
 これが飛距離とスイングの安定感をつくった気がします。素振りもやらされると苦痛になりますが、ゲーム感覚や、自分の姿を写しながらやっていると意外と楽しいかったと思います。今でも毎日やってますが、今は楽しくはないですね。

 研修生になっていれば練習の内容がどうであれ上達します。

 しかし環境が良くなっても問題は出てきます。

 私よりもレベルの高いプレーヤーがいてなんでも聞ける状態です。しかしどうしてもプレーヤーの感覚が違うので、本質的な事がわからない感じです。

 アプローチやパッティングの練習をしていても、良いのか悪いのかが分からない。実際どちらでなくても正解を見つけたくなってしまう。この感じが良くてもプロから見た時に、危ないとか、練習だから寄るんだ。と、言われてしまうと、この練習に意味がない気がしてしまう。寄れば良いわけではない、正しい寄せ方がある。全く理解に困りました。

ラウンドしているとミスが出ます。するとだから言っただろと言われる。かと言っても、私が納得できるような答えがある訳ではありません。

 スイングにしてもショートゲームにしても、上達しているはずなのに全く納得感が無い。

 スコアが安定してもそれだとテストには通らないと言われ、改善したくても何をどのように変えていかなくてはいけないのかが分からない。

 それでも分からないから練習するしか無い、球打ちとラウンドを繰り返す日々でした。

 毎日のようにスイングを変え試しながらラウンドしていました。

 次回に続く。

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