ドライバーが悪く、ティーショットでのO.Bでスコアが悪くなってしまっていたのが少しずつですが解消されつつありました。
しかしドライバーに変わってアイアンの精度が悪くなってしまいました。今まではドライバーさえ残ってくれればアイアンで崩れる事は無いと思っていましたが、アイアンでのあたりや、コントロールが悪くなりグリーンを外してしまいました。苦手なアプローチが残ってしまいますから、ボギーになります。パターも苦手だったので仮にグリーンをとらえてもカップまで遠いと3パットになってしまいました。
ここでドライバーとアイアンは同じスイングになるのか、違うスイングなのかでよく話しましたが、答えなど出ません。同じと考える人もいましたし、違うと考える人もいました。似てはいるけど違うが、当時の考えでした。
ただ同じように振れるようになりたいとはよく考えたものです。
当時アイアンで不思議と出来なかった事がターフが取れる事です。70台でラウンドできる友人や先輩はターフが取れてました。しかし私は取れませんでした。全く分かりませんでした。取ろうと思っても取れなかったり、取れたとしてもスイングとして取れたのではなく、ただ取っただけです。皆取ろうと思って取れたのでは無く、取れてしまう感覚だと言っていたので自然と取れないといけないと思って練習しました。練習場でマットを叩くや、する感覚、打ち込む感覚はあったのですが、コースだと全くでした。良いあたりに限ってボールだけクリーンに打った感じになりました。
仮にコースでターフが取れると、ボールのコントロールが悪く右にも左にも行きました。
なのでその時はターフのことは無視して、レベルに振ればドライバーもアイアンもそんなに変わらないでしょ、みたいな考え方で練習してました。
今は取ろうとしなくても自然と取れますが、自然と取れるようになるまでなんだかんだで10年ぐらいかかった気がします。これもレッスンするようになってから分かりました。
ドライバーとアイアンの精度はあまり良くならず、変わらないのですが、練習はしますから何と無くスコアはまとまるようにはなって来ました。それでもO.Bのでない日や広いコースならスコアになって、曲がる日や狭いコースではスコアが悪くなりました。先輩からはティーショットでFWやアイアンで打ってコース内におさめることもやった方が良いと言われましたが、ドライバーよりもFWの方が苦手だったので打ちませんでした。当時はまだUTが無く、アイアンが2番アイアンからあって、ティーショットで2アイアンや3アイアン振る方がミスになっていたので、ドライバーの方がまだ安全と思ってました。
試合に出るようになってからもキャディーバッグの中にFWを入れてましたが、いっさい振らずに試合をしていました。まともに振れる様になるまで15年ぐらいかかったと思います。どんな試合でもパー5のセカンドはアイアンで刻んでました。
今はFWは好きです。
そしてとにかく真っ直ぐ飛んでくれるだろうポイントを作り、そのスイングポイントを忘れない様にひたすらボールを打ち体に染み込ませました。スイング理論も関係なく、感覚を求め反復練習です。アプローチとパターは無視してショットのみに集中しました。
聞きたい事があれば聞ける人が多くいたので聞きました。ただアドバイスはこのころは全く聞く耳無かったと思います。聞きたい事と、アドバイスが違っていると感じてましたし、それぞれの感覚が違うことも分かっていたのでアドバイスは役に立たないぐらいの考えでした。
聞くけどアドバイスは受けないというスタイルだったので、コーチや先輩から座馬は人の話を全く聞かないから、上達しないとよく言われました。とりあえず試してみたらどうだ?言われても、もっと上達したらやってみますとか意味不明な回答をしてました。
練習を重ねるうちにハーフで30台が出るようになってきました。バイトで行っていたコースで仕事が終わればラウンドできたので、毎週ハーフラウンドはできました。今考えれば慣れてきただけで上手くなったのかは不明です。
ただ運が良かったのが、一緒にバイトに行っていた友人が私と同じ全くの初心者だったのですが、日常生活から、ゴルフに至るまで理論的というか、合理的というかそんな感じで生活をしていて、ものすごく話が合いました。
彼もゴルフのことはあまり詳しくなくても、聞くと感覚ではなくこんな動きじゃないと成り立ちにくいや、理論ぽい事を話してくれました。
そして何よりも練習量が半端ない友人でした。多い日は時間が許す限りボールを打ってました。1000球ぐらいは普通に打つ人でした。
私も影響を受けもう少し理論的に考える事や、練習量を増やしました。感覚ではなく理論的に考える。ゴルフに理論、あってない様なことに無理やり理論を加える。これは間違っているのですが、当時はそれが楽しかったと思います。
そして一年半が経った8月に79のスコアでラウンドする事ができました。
当時トーナメントが開催されていたコースですが、そこでバイトしていたこともありコースをよく知っていたこともありましたが、初の70台でした。もちろんバックティーです7100Yぐらいあります。
実は100を切った記憶と90を切った記憶がありません。ハーフで45を切った記憶はありますが、ハーフ40を切った記憶もありません。
理由は18Hラウンドした経験が無いからです。ゴルフを始めてから、70台が出るまでに18Hラウンドする事がある意味では許されていませんでした。基本ハーフのみ。この時は学校の夏休みの合宿で、練習と18Hのラウンドが許されました。その前にも18Hラウンドすることはあったと思うのですが、記憶にありません。
学校の合宿という事もあり、担いでラウンドを5日間連続でプレーできました。その中で出ました。70台が出た次の日のラウンドの記憶はありませんが80台だったと思います。
今まで友人や先輩は休みの日に、ラウンド行くことはありましたが、私は行っても意味が無いと思ってましたし、バイト先でできたのでわざわざ18Hラウンドしにいくことはありませんでした。
このハーフしかラウンドしな時間が一年以上続いた事が良かった様な気がします。よく生徒さんからも聞くのが壁ができてしまう。100の壁90の壁80の壁。ゴルフはアウトとインに分かれている感じが強く、特に日本のラウンドの仕方がハーフ休憩を挟むので、どうしても気持ちが切れてしまう事。前半良くても後半悪い、前半悪くて、後半気にせずやったら良かった。
最終ホールがパーかボギーなら100切れる、90切れると考えるとダボやトリプルになってしまい、結果一打二打多かったとなりいつもと同じ。これが続いてしまうのですが、私の時はハーフで何度か30台が出ていたので100や90には何の感覚もありませんでした。
もう一つ良かったのが、スコアの事を気にしてラウンドする事がほとんどありませんでした。ハーフしか回れないのでスコアよりも良い球を打つとか、コースでどの様な感覚が維持出来れば再現性が高くなるのかしか気にしませんでした。友人とラウンドしていてもスコアで競う事もありませんでしたし、スイングの事ばかり話していたと思います。
何故ターフが取れないのだろう?FWはどうしてもチョロになってしまう。ロングアイアンが打てないのは何故?ドローボールを撃つ意味。真っ直ぐ打つべきか、それとも曲げるか。曲げるなら一辺倒か両方曲げるか。林に打ち込んだら、横に出すか、少しでも前に打つべきか。ゴルフの話題が尽きる事はありません。
そんな事を話しながらラウンドしました。カートなど使わせてもらえませんから、担ぎになります。ボールを曲げるとめんどくさいので曲げたくありませんし、O.Bを打つとボールが無くなりますから、何個も持って行かないといけませんから重くなります。クラブも14本入れると重いので偶数番手やFWなど抜いてラウンドしました。
こんな感じでラウンドしていれば誰でも上達すると思います。
ラウンドレッスンでスコアを気にされる方がいますが、上達する事はありません。ラウンドレッスン前にスコアはつけないで下さい、気にしないでくださいと言ってもつけてしまう方や、気にしてラウンドしている方がいますが、目的やゴルフの本質が分からないので、上達しないと思います。
次回に続く。
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