ゴルフ上達編 2

 ゴルフを始めて4ヶ月経った頃に学校でショートコースレッスンが始まりました。練習場だけで芝生の上から打った経験がありませんでした。キャディーには行ってましたが、まだ打たせて貰えなかったので初めてでした。

 ここでの問題が、練習では何となくやっていたショートスイングや、コントロールスイングです。距離感と芝生の感覚がわからない事、フルスイングの方がやりやすい事、軽く打つとか、弱く打つがよく分かりませんでした。

 友人や先輩に聞いたのですが、なかなか良い答えが返ってきませんでした。距離感の問題だから経験しかない。振り幅や、ヘッドスピードコントロール、インパクトの強さで決めっている、など。

 そもそも構え方にも問題がありました。

 ボールはセンターか、左寄り、右寄り。

 スタンスはスクエア、オープン、クローズ。体重配分はセンター、左体重など。

 フェースはスクエア、オープン。スクエアでもロフト立て気味か、ロフトどうり。オープンでも握って開くか、開いて握るか。

 弾道も転がすか、上げるか。状況によって使い分けないといけませんが、その技術など。

 使用クラブも当時は52度、58度がありませんでしたからSWやAW、PWを使う事になりますが、どれが良いのか。

 まだまだアプローチの疑問はありましたが、納得のいく答えは返ってきませんでした。

 多数をとっても、何か違いました。理由は、今だからわかるのですが、寄る打ち方とミスり難い打ち方、考え方が混ざっていて、ミスり難い打ち方で寄せようとしていたからです。

 他にもバンカーやパターもありショートコースに出る様になってからは、スイング以外にショートゲームのレベルを上げないと何ともならないと分かりました。当時はグリーン周りはパターを使うのがとりあえずは安全で、パターなら寄らなくてもグリーンには乗せることは出来ました。

 ただこのショートゲームの問題は、70台でラウンド出来る様になったり、試合で60台が出る様になっても解消されませんでした。試合会場の練習場で、いろんなプロに聞いてもダメでした。そもそも優勝する選手はショットが良いので、アプローチをあまりしません。プロテストを通過していった仲間でも同じ事でした。

 そもそもアプローチが上手いという定義がわからないのです。寄せワン回数が多ければ上手いとなるとは思いますが、あまりそのデータを見ないのと、打ち方が良いのと寄るは別に感じます。グリーン周りはどこからでもパターで寄せワンをひろう方がアプローチが上手いとは言いがたいですし、それはパターの距離感が良いのです。
 どんな状況でも寄せてくるとか、引き出しが多いといわれる方がいますが、寄らない状況なら誰が打っても寄りませんし、引き出しが多いといっても距離感が合わなければ寄りません。要するに距離感が良ければ上手いとしか言えないので、説明が上手く出来ないのだと思います。

 シード選手で5勝した選手に聞いた時に少しヒントがありましたが、当時は自分のレベルが低すぎてそんな事出来るのかみたいな感じでした。今は少し理解でき、出来る様になったと思います。

 どうして理解できて、出来る様になってきたかというと、レッスンをするようになってから理解できる様になりました。

 レッスン生の中にものすごくアプローチが苦手な方が多く、なぜ上手くならないのか、そもそも上手くならなくても普通レベルで打てないのかが理解できた時、少しわかった気がします。

次回に続く。

 

 

 

 

関連記事

  1. 1月16日 若手を引っ張る

  2. 3月4日 経験とスコア

  3. バンカーについて考える 2

  4. 12月12日 アメリカツアー最終予選

  5. レッスン 9

  6. 4月26日 中日クラウンズ

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。