レッスン 3

今回はラウンドのみのレッスンを任された話をします。

勤めていたレッスン会社が、ラウンドレッスンのみの生徒を募集し、ゴルフ場でレッスンする事業を始めました。
私は2会場でレッスンをしてましたが、その1日をゴルフ場レッスンに当てる事になりました。もともと練習場でのレッスン生徒を、ラウンドレッスンに連れて行く事はやってましたのでさほど問題は無いと思ってましたが、なんとなんと!

まずレッスンの内容と流れを説明します。

ゴルフ場を使わせて頂きますので、そのゴルフ場の最終組のお客さんの後についてハーフラウンドや、コース内で練習する形でになります。なので最終組がハーフターンする1時間前に集合して、レンジで練習してからスタートする形になります。
レッスン内容、カリキュラムがあり、それにそったレッスンをする予定でしたが、いつでも入会可能なので入会した時期が異なれば、レッスンしようが無いので結局個人の問題解決レッスンになりました。

 途中入会でも進んでいるカリキュラムに沿ってレッスンしてほしいと会社に言われましたが、入会した日のカリキュラムが、(つま先下がりからフックを打つ)だと技術的にそのレベルに無ければ何をやっているのかよく分からないので、生徒さんがついてこれずレッスンになりません。会社としてはワンクールで〇〇円とする予定でしたが、無理があるので結局は1回〇〇円でとなりました。

レッスンがスタートして、思っていたよりも集まりました。嬉しかったです。ラウンドレッスンに興味がある方が多くて。

このレッスンは最大9人までしか見れません。ハーフラウンドになるので3Hずつ見る形になったり、ホールに止まって、ボールを打ちます。これ以上多いと流石に見れないです。

平均すると5〜6人が参加してくれていたと思います。

ラウンドレッスンの目的は、マネジメントであったり、傾斜からの打ち方、パターやアプローチ、バンカーショット、クラブ選択など色々あります。そして参加してもらえる生徒さんは、知識や技術を磨く事によって、スコアを100であったり90を切りたい方達でした。
 

しかし、ここで困った事がスイングレベルの問題でした。いくらマネジメントや、知識が入ってもスイングレベルが追いついてなくて、100が切れない理由がスイング側の方が多いのと、90が切れない方でもゴルフに慣れているだけで、ショットが悪すぎる方が多くいました。アプローチやパターのレベルが上がったとしてもボギーペースでラウンドできれば良い方になってしまいます。そうなるとコースにいるのにスイングの話になってしまい、コース内でスイング作りをしている感じになってしまいました。これではコースにいる意味が無くなります。

そこで私が勝手に、スタートする2時間前に集合してもらい、1時間のスイング作りレッスンと1時間のショートゲームレッスンをしてから、スタートする形にしました。そして参加人数を調整して6人までにして、1週置きに参加してもらうようにしました。その結果レベルは上がり、コース内でスイングに囚われず、考え方に集中できるプレイヤーが増えました。
もちろん良い事なのですが、他の日のコーチや、他の日参加の生徒さん、ゴルフ場からはよく思われないので、問題は起きます。

このレッスンはとても良いレッスンだと感じてました。

参加費も、ハーフラウンドとレッスン、ロッカーやお風呂にも入れ、10000円の消費税だったのでリーズナブルでした。実質4時間以上のレッスンだったのでお得だと思います。

ここで感じていた事は、スイングレッスンとラウンドレッスンがセットにないとダメだという事です。
どちらか1つだと、できてない方が気になってしましい、今やるべき事が逆になってしまいがちです。

生徒さんのモチベーションの問題にもなります。コースでスイングの話が始まるとまず当たらなくなり、ダフリ、トップ、チョロ、シャンク、O,B連発です。これではラウンドレッスンしない方が良かったとか、ラウンドレッスン受けるとクチャクチャになるから楽しくないと感じる方がいます。なのでラウンドレッスンだけでは危険です。スイングレッスンも事前にしないとダメです。

ただ、ラウンドレッスン必須です。

これは生徒さんの為だけではなく、コーチの為でもあります。練習場では出来てもコースで出来ない。練習場のスイングとコースのスイングが異なってしまう。この事を知る場所にもなります。
 そして、なぜそうなるのかを見つけなくてはいけません。コーチが情報を得る場所にもなります。

次回は、コースと練習場が1つになった場所でレッスンを始めた話をします。

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