ティーチングプロになってから試合というのはあまりエントリーしなくなっていました。PGAに入会した頃は、年間に3試合ぐらい出場していましたが、最近は全く出場していませんでした。理由は単純に良いスコアが出せなくなっていたのと、レッスンで得た経験から自分のスイングに問題がある事に気づいてしまったからです。
問題のあるスイングで試合をするのと、問題があるとわかっていて感覚に頼って試合をする。仮に良いスコアが出ても何かが違うと感じてしまうと、試合中でも試したくなる。
ミスった時にスイングが悪いからミスったのか、試してしまうからミスってしまうのか、何かにつけて言い訳を考えてしまう。
こんな感じで試合をしても得るものもは何も無い。失うものは、エントリー代、プレー代、時間。そしてやる気を失う。
試合とは不思議な感覚で私だけかもしれないが、エントリーする時はやる気でエントリーするのだが、当日が近づくとなぜエントリーしたのか考えたりする。そして試合当日良いスコアでラウンドすることと、悪いスコアにならないようにラウンドする事で、迷いながらラウンドが始まってしまう。
そして7〜8年試合から離れた。
去年1試合、ティーチングプロ選手権の予選会に出場した。特に何か考えがあった訳では無いが、時間が出来たからだ。
良いスコアでラウンドできはしなかったが、楽しく感じた。ペアリングに恵まれたのかもしれないが、良いプロ達だった。
皆ティーチングプロでトーナメントプロでは無いから、毎日レッスンをし、お客と向き合っているから言葉が丁寧で、立ち振る舞いが優しく感じた。そしてティーチングプロとは大体何かをかかえている。足りない何かを知っている。
ペアリングに関しては運が良かったとしか言いようがないのですが、それよりも試合に出場して良かったと感じた。
不安と緊張、迷いながらゴルフする事の楽しさが少し分かった気がした。スイングとスコア関係あるようで関係が無い。
自分ができることと出来ないことが理解できてきたこの一年、不安と緊張、迷いの無いゴルフでは何が楽しいのか理解出来なくなった。
ゴルフの楽しみを感じながら明日プレーしたい。
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