プロとアマとゴルフ

本日中日クラウンズの初日でしたが雨がひどく中止になってしまいました。ゴルフの試合で雨だから中止になることは実は珍しく、よっぽどの雨で、グリーンに水が浮いてパッティングが出来ないくらいだと中止になることはありますが、それでもスタートさせて、中断を繰り返す感じです。ですが今回はスタートせず、中止になったのでかなり早めの判断になりました。もしかしたら無観客が影響したのかもしれないですね。

大会の前日にはプロアマ戦が開かれます。チームで優勝を目指し戦い、優勝すると色々な景品が貰えるみたいです。出た事がある方に聞いたり、プロに聞くと楽しい時間を過ごせるといいますが、問題が起きたのもプロアマです。

今回はプロとアマとゴルフについて書きます。

まずプロスポーツはアマチュア競技が無いと成り立ちません。プロしか無いスポーツは存在しません。なのでアマチュアあってのプロになります。プロとアマが同じフィールドで戦えるのも珍しいのと、アマチュアが勝てるのも珍しい競技になります。他のスポーツでは考え難いので。

ゴルフにはハンディキャップがありますから、技量が違っても戦えるといえば戦えます。

ここで疑問があるのですが、あなたはトーナメントプロとゴルフがしたいですか?

もしプレーしたら何を求めますか?

一般的にトーナメントプロとプレーする機会というのはまず無いと思います。何かの機会があってプレー出来たとしても謝礼を出すなり、レッスンフィーみたいな感じでいくらか渡します。コレが意外と高額です。お金を払っている感覚なのか、おこずかいだといってあげてる感覚で変わってきますが、渡します。

そして一緒プレー出来たとして、何を求めます?

プロのスイングや弾道をじっくりと見ますか? 自分のスイングを見てもらいアドバイスやレッスンをしてもらいますか? 会話で盛り上がりたいですか?

お金を払ってでもプレーを見る、一緒にプレーする。これは好きなアーティストを追いかけるのと同じです。お金を払ってコンサートに行くのと同じです。

もし目の前に歌手がいたら歌ってほしいですか?それとも歌い方を教えてほしいですか?レッスン頼みますか?

お金を払ってもてなしてもらうのか、お金を払ってもてなすのか?そもそもそんな感覚はなく単純にその場を楽しむのか?

ややこしい話になりましたが、男子プロが人気が無いのは、ここが理解されてないからだと思います。

以前私の知り合いの方が、SONYオープンでマスターズチャンピオンとプロアマでラウンドしました。非常につまらない残念なラウンドだったと帰ってきました。理由は参加者のゴルフレベルが低すぎて、進行が遅れそのプロがイライラし険悪なムードになった事です。そのプロは練ランのつもりでやっていたのかは分かりませんが最悪です。もてなす側なのにもてなし方がわからなかったのだと思います

プロとアマ、競技とエンジョイ、正しく理解されないとプロは存在できなくなります。

トーナメントでのプロアマなど無くし、ファンとの交流会にするべきです。会場でレッスンしたり、打つのを見せたり、バンカー、アプローチ、パッティング、質問会にすればもっと喜んでもらえるし、プロも問題なくできると思います。

このままのやり方では、いつかトーナメントがなくなってしまう気がします。

アメリカの様にプロがどうであれギャラリーが集まり宣伝効果があるなら、トーナメントは開催されます。

しかしそうでなければ、誰も開催してくれなくなります。

プロとアマが正しく向き合う事が必要になってきたと感じてます。

関連記事

  1. 7月19日 全英オープン 2

  2. 9月1日 難しいコースの基準

  3. ロリーマキロイの優勝

  4. 4月2日 男子プロ最終日

  5. ゴルフ上達編 3

  6. ゴルフを考える7

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。