マークレイシュマンとキャメロンスミスのオーストラリアペアの優勝で幕を閉じたチューリッヒクラシック。トーナメントでは珍しいダブルス戦と言うこともあり、見ている方も違った面白さがありました。最終18番でも決着がつかず、プレーオフ1ホール目で決着しました。
なんとウーストハイゼンがティーショットで池に捕まり負け濃厚、オーストラリアチームも何となくあやしかったですが、相手のDボギーで勝ちが確定し、オーストラリアチームのパーセーブもカップインして決まった感じになりました。
交互に打っていくフォアサムでの最終日でしたが、かなりプレーのやりにくさがあるみたいで、なかなかピンに絡むショットや、グッドパットも打ちずらい感じに見えました。
私はキャメロンチャンプとトニーフィナウの飛ばし組を応援していましたが、崩れて消えて行ってしまいました。2人とも飛ぶので有利に試合が運べそうなものなのですが、交互に打たされると、やり難いのでしょうね。日本でもこの形式の試合があったら是非会場で見たいです。
では今回の試合で気になった事を書きますが、優勝したチームのマークレイシュマン選手は37歳でベテランでトップ選手です。スミス選手は若く10歳も年下ですが、ランキング的にはレイシュマン選手よりも上に位置しています。どういうことかと言うと、今回の試合で上位20位に入ったチームがほとんどベテランの選手で、スミス選手の様に若い選手は他にシャウフェレ選手とカントレー選手チームぐらいで、ベテラン選手ばかりです。スミス選手もレイシュマン選手と組んで勝てましたので、ベテラン選手が目立った試合に感じました。今回の試合は世界ランキングで見ると確かにトップランカーが少ない試合にはなりましたが、若くて勢いのある選手チームはほぼ予選落ちになりました。モリカワ選手とウルフ選手組もかなり下の方で予選落ちになりました。勢いが出し難い展開になる試合なのでしょう。
そしてメンタルです。通常トーナメントはシングルプレーにな入りますが、今回の様にダブルス戦だと、プレッシャーが和らぐのか、キツく感じるのか。チームのミスにどう感じるか。
私もこの形式の試合に出場したことがあるのですが、ゴルフの経験や年齢が若いと自分の失敗やチームの失敗が許し難く、結構イライラしてきます。スコアが悪くなりバーディーが取れても何も感じません。しかし歳を重ね経験を積むとチームのミスに寛容になり、イライラせずどちらかと言うとプレッシャーもなく穏やかで楽しい試合に変わります。もちろん性格もありますから、ダブルスに向いている選手もいれば、基本のシングルが良い選手も多いはずです。
今回の様にベテラン選手が上位を占めるなんて事はまずありませんから、試合形式によって結果が大きく変わることがあると考えれば、ストローク戦以外の試合もいくつかあって良いと思いました。
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